Column② 「高江洲育男(育陶園)」のシーサーに魅せられて!
圧倒的な迫力!
沖縄が日本に返還された翌年、沖縄へ旅行に行った友人から壺屋焼のシーサーの灰皿(写真①)をプレゼントされました。その素朴な色や形に大変心を惹かれました。
その後、沖縄の伝統工芸や名産品の紹介が沖縄の人たちにより、日本各地で行われるようになりました。 30数年前、横浜の高島屋でもそんな機会が訪れました。シーサーの製作実演に、その第一人者である「高江洲育男」先生が来られたのです。そして、その時創られたシーサー(写真②)は、今は、私の手の元にあります。
先生のシーサーは躍動感があり、その顔も荘厳さと、上品さを漂わせています。だんだんとその虜になっていきました。そして、対のシーサーの灰皿の製作を依頼すべく、平成8年、何のあて、つてもなく友人2人と共に直談判に沖縄に向かいました。
真っ先に、先生の作品の販売元である「育陶園」へ!幸運にも先生がおられ、いろいろとお話もでき、工房の方まで、案内していただけました。温厚でとても素晴らしい方です。そして、私の依頼の件も、快く引き受けていただけました。
年が明け、しばらくして、手捻りの対のシーサーの灰皿(写真③)が届きました。期待以上のもので、一緒に沖縄へ行った友人2人と共に感動をしました。(この年の5月に高江洲育男先生は、亡くなられました。)
そして、このシーサーの灰皿をいつでも見ることができるよう、一番目に入るリビングの出窓にずっと置いています。