萩原灰皿コレクション -ASHTRAY MUSEUM-

110×65×12

この灰皿、1932年第10回ロサンゼルスオリンピックの開催記念に日本が作成したものです。1932年というと、第一次世界大戦と第二次世界大戦のちょうど間になります。

形は、葉巻タバコ用のものになっていますが、大きさからみると、紙タバコと兼用のものと思われます。見込みのデザインは、天照大神が隠れた岩屋の天岩戸を手力男命が開けているところと思われます。力持ちの日本の神をモチーフにして、オリンピックの日本選手の活躍を期したのでしょう。

「因みに」、この年の年号が、灰皿の見込みの右下に刻まれているのですが、それは、西暦でも和暦でもなく、皇紀二五九二年とありました。